自分の懐状態も見極めて、希望条件も固まってきたら、いよいよ不動産屋さんとコンタクトをとりましょう。
■いい不動産屋さん、悪い不動産屋さん
気をつけたほうがいいのはこんな不動産屋さん
・調子が良すぎる。
・(電話で)目当ての物件を告げたのに、とりあえず来てとしかいわない。
・目当ての物件がまだあるというから行ったのに、行くと他の物件ばかりすすめられる。
窓の外にはとても好条件な物件が貼ってあったにも関わらず、いざ中へ入って尋ねてみると、肝心な「あるかないか」には答えてもらえず、まず申込書類への記入ばかり求められる、というのでは気持ちも萎えてしまいますね。仕方なく言われるままに記入し、改めて尋ねると、とってつけたように「ああ、もう無いよ」。
こういうところには要注意です。それから、例えば下見後の一時金等の領収書をくれないなど、物事に対して曖昧な点の多い不動産屋さんにも同じく注意しておきたいものです。お金に関する事項は特にきちんとさせておきましょう。こちらから確認した事しか説明しないような所も、避けた方が無難といえるでしょう。
■目的に合った不動産屋さんを探す
不動産屋さんにもいろいろなタイプがあります。
特定の地域や駅付近の物件を中心に扱っているタイプもあれば、支店が複数あり広範囲の地域にわたって物件を確保しているタイプも。住みたい地域や最寄り駅が確定しているなら前者、家賃などを基準に広範囲からベストな物件を、という場合には後者の方がむいているのはいうまでもないでしょう。
また、賃貸物件を主に取り扱っているところ、リロケーション物件(転勤などで一時的に賃貸にしたいという条件の貸し主の物件)に強いところ、売買が殆どで片手間に賃貸も扱っているようなところ、と、取り扱い物件種類も様々。
あなたが探しているのと似たような物件を多く扱っている所であれば、当然、新しい情報もより早く得られることが多いでしょう。
■訪問時のポイント
ずばり、不動産屋さんを尋ねる良いタイミングは?
まずは、出来たらあらかじめ予約をして出かけましょう。当たり前のことですが、相手にだって都合はあるのです。予約をしておけば(そして出来れば電話時に自分の希望条件を簡潔に伝えておけば)、訪問した時には既に何件か用意してくれている場合もありますし、訪問する事がわかっているのですから、担当者も余裕を見て時間を持っていることでしょう。いきなりとても混雑しているところに飛び込んだ場合とは、対応のペースが違ってきてもこれは当然ですね。
それから、やはり仕事帰りに探す人などが多い為、「夕方以降」は避けられるものなら避けましょう。しかも午前中に訪問する方が、いい物件があった際にすぐその場で動けるというメリットがあります。1日を有効に使いましょう。
また、これは完全に不動産屋さんサイドの問題なのですが、月末などの締め日近くになるとその月のノルマ達成等が念頭に浮かぶ、というケースもあるようです。営業マンとしては当然の事でしょう。
ただ、そういった場合に「早く契約させたい」気持ちが働くこともあるかもしれない、という事だけ頭に入れておきましょう。