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連帯保証人について(賃貸借契約)

連帯保証人が必要な理由

  1. (1)学生さんのように、未成年であったり、親族から援助を受けて生活している方の場合は、本人の代わりに家賃を支払う人が必要になります。
  2. (2)仕事に就いている方でも、万一、病気や不慮の事故に遭遇して家賃が支払えなくなったときに、本人(借主)に代わって家賃を支払ってくれる人が必要になります。

保証人と連帯保証人の違い

  1. (例)貸主が保証人(連帯保証人)に、借主より先に家賃の支払いを請求してきたとき!
  2. (1)保証人の場合は、貸主に対して「借主の方に先に請求してくれ」と主張することができます。
  3. (2)連帯保証人は、1)のような主張はできず、請求されれば支払わなくてはなりません。

※保証人は、借主が家賃を支払えないときに初めて責任を負うのに対し、連帯保証人は、借主と同じ立場で責任を負うことになります。

連帯保証人になってもらうのは誰が良いか

  1. (1)学生さん(未成年の場合)がアパート等の賃貸借契約を交わすには、親の承諾が必要になります。従って、親が連帯保証人になることが必要条件になります。
  2. (2)諸般の事情で親が連帯保証人になれない場合は、兄弟・親類・知人等の方にお願いしてください。この場合は、保証人と連帯保証人の違いを十分理解しておいていただくことが必要です。

どうして印鑑登録証明書が必要なのか

  1. 契約は口約束で成立しますが、その証として、一般には約束の内容を記した契約書を作成します。
  2. 賃貸借契約において、連帯保証人はとても重要な役割を持っていますから、契約書にご本人が記名、実印で押印し、印鑑登録証明書を添付していただくことで、ご本人の意志を確認させていただきます。